カーネルコンピュータシステム

PDF3RSに関するQ&A

動作について

Q1. PDF3RSを使用するマシンの物理メモリの推奨値はどのくらいですか?

  • 32bit環境では2GB以上、64bit環境では4GB以上を推奨しています。

Q2.PDF3RSを使用するために、他に製品は必要ですか?

  • Adobe Acrobatなど、他の製品は必要ありません。

Q3.多重起動に対応していますか?

  • はい、PDF3RSは多重起動に対応しています。

入力について

Q1.入力できるPDFファイルに制限はありますか?

  • PDF 2.0までのバージョンに対応しています。
    ただし、対応しているバージョンのPDFファイルであっても、以下の制限があります。
    • PDF 2.0の範囲を超える、アプリケーション独自の拡張が使用されたPDFは未対応です。
    • PDFポートフォリオは未対応です。(通常のPDFとして変換を行います。)
    • 電子署名の検出はできません。
    • JavaScriptを利用した機能は有効になりません。
    • JPXDecode(JPEG 2000)のうち拡張機能が使用されているイメージは、読み込むことができません。
      読み込めないイメージは省かれて変換を行います。

Q2.セキュリティの設定されたPDFファイルを変換できますか?

  • パスワードがかかっているPDFファイルに関しては、パスワードを指定することにより変換可能です。
  • セキュリティ項目「内容のコピー」「印刷」が許可されていない場合は、変換時の設定により出力できない場合があります。
    この場合、権限パスワードを指定することにより、出力可能です。

Q3. マルチページPDFの場合、変換可能なページ数の制限はありますか?

  • 入力に関しては制限はありませんが、入力ファイルの内容によって異なります。
  • 出力に関しては、1個のマルチページのラスターファイルで出力できるページ数は、入力ファイルの内容や変換時の属性ファイルやオプションの設定によって異なります。
    以下に用紙サイズと変換可能なページ数の目安を記載していますので、参考にしてください。
    (全て、解像度400dpiのTIFF(LZW圧縮)での目安です。)
    (動作環境は、こちらのものと同じになります。)
    • A0の場合、モノクロで約1000ページ、カラーで約250ページのマルチページ出力が可能です。
    • A1の場合、モノクロで約2000ページ、カラーで約500ページのマルチページ出力が可能です。
    • A2の場合、モノクロで約4000ページ、カラーで約1000ページのマルチページ出力が可能です。
    • A3の場合、モノクロで約8000ページ、カラーで約2000ページのマルチページ出力が可能です。
    • A4の場合、モノクロで8000ページ以上、カラーで約3000ページのマルチページ出力が可能です。

上記のデータは目安となります。
実行する環境と入力データの情報と変換時の属性ファイルやオプションの設定に依存します。

機能について

Q1.長尺データの入出力は可能ですか?

  • はい、可能です。
    入力データは、縦横のサイズが最大10mまでのファイルに対応しています。
    出力データは、縦横のサイズが10m以上の用紙サイズに対応しています。
    ただし、出力可能な最大サイズは、PDF3RSを実行する環境や入力データの情報、変換時の設定によって、出力できるサイズが異なります。

Q2.サイズが不揃いのマルチページ長尺データをA系列長尺データで出力することは可能ですか?

  • はい、可能です。
    任意の用紙サイズの中から適した用紙サイズを自動判定する機能を使用します。
    任意の用紙サイズにA系列長尺サイズを指定しておくことにより、長尺データをA系列長尺データで出力することができます。
    また、用紙に合わせて拡大縮小を行う機能を同時に指定すると、用紙いっぱいに拡大縮小して出力することも可能です。

Q3. ラスター形式のPDFに変換する場合、PDFのバージョンなどを引き継ぐことは可能ですか?

  • はい、可能です。
    [PDFのバージョン]、[タイトル]、[作成者]、[キーワード]、[サブタイトル]、[アプリケーション]の情報を引き継ぐことが可能です。
    また、上記の6個の項目は、任意の設定をすることも可能です。
    ※PDFのバージョン等を編集する場合は弊社製品のPDF編集ソフトPDFTOPDFがあります。

Q4. 出力の解像度を自動で決定することは可能ですか?

  • はい、可能です。
    ただし、この機能が使用できるのは、入力ファイルが「ラスターイメージ1枚のみで構成されているイメージPDF」の場合のみとなります。
    また、解像度を任意に指定することも可能です。
    (上記条件に当てはまらないPDFファイルの場合は、解像度を指定する必要があります。)
    ※ここでのイメージPDFとは、「ラスターイメージのみで構成されているPDFファイル」のことを指します。
    スキャナで取り込んだデータ等がこれに該当します。

Q5. 複数のPDFファイルをまとめて、マルチページPDFとして出力することは可能ですか?

  • ラスター形式のPDFで出力する場合のみ可能です。
    また、ラスター形式のPDFにする必要がない場合は、弊社製品のPDF編集ソフトPDFTOPDFを使用しますと、より高速にマルチページPDFに変換することができます。

その他

Q1. どのようなデータの場合に変換後のファイルサイズが元のサイズに比べて大きくなりますか?

  • 以下のようなデータの場合、変換後のファイルサイズが元のサイズに比べかなり大きくなる場合があります。
    • 大きい写真やカラーのイメージを含むデータ
    • 白黒以外の線、文字、塗り等を多く含むデータ
    • 細かいパターンの塗りを多く含むデータ
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