製品概要
KDdriver for LINUXについて
- KDdriver for LINUXとはLINUXの印刷部を利用してラスターファイル、PDFファイル、PostScriptファイルを作成するLINUXプリンタドライバです。
- LINUX上のアプリケーションから通常の印刷処理を行うだけでラスター(イメージ)ファイル、PDFファイル、PostScriptファイルが作成されます。
PDFファイルとPostScriptファイルはベクターフォーマットで作成することが可能です。(作成制限あり) - アプリケーションよりLINUXプリンタドライバを経由して処理を行うため高品質な出力結果(ファイル)を得られることが特長です。
(総合オフィスソフトStarSuite8.0(サンマイクロシステムズ製)は確認済)
※本ソフトを使用するに当たってLINUX上にGhostScript7.05以降がインストールされている必要があります。
※印刷を行うアプリケーションは別途、必要となります。
****の変換を行います。
用途
- 文書・図面等をイメージファイル化、PDFファイル化、PostScriptファイル化したい場合。
- インターネットのブラウザで読み込めるファイル(JPEG、PNG)の作成が可能。
- 文書・図面等を図面管理用のイメージファイルを作成する際には、印刷してからスキャナで読み込む必要がありますが、LINUX画面から直接ファイルを出力することで効率アップが図れます。
特にTIFFファイルのマルチページを利用すれば、より有効です。 - マニュアル等を、E-mailで添付ファイルとして送る場合、改ざんされたくない時に、文書ファイルをイメージファイルに変換して送付することで防ぐことができます。
主な機能
プリンタドライバ(印刷部)と同様の操作でファイル出力を行うことが可能です。
変換時には,下記のパラメータの設定ができます。(初期値設定の変更も可能)
- 出力ラスターフォーマット選択と出力ファイル名の入力。
- 出力PDFファイル(ラスターフォーマット)のセキュリティ設定
- PDFファイルとPostScriptファイルのベクターフォーマット出力
- TIFF,IOCA,FX-MMR出力時のマルチページ対応ON/OFF。(1文章を1ファイル化)
- 印刷するページ範囲の任意指定。
- 解像度の任意指定。
- 用紙サイズと方向選択。
- INTEL/MOTOROLA,ビット順、バイト境界の選択が可能。
- 縦横異比スケール、回転、センタリング指定が可能。
- カラーモード変換指定。(インデックスカラー、RGB,グレー、2値)
- イメージデータの色反転。(2値、カラー(白/黒))
- TIFFカラーはJPEG,Windows/Imaging専用JPEGも可能。
- TIFFタグ情報設定有無。
- JPEGの品質指定。
- FX-MMRの3色(白、黒、赤)コントロール指定。
- ログファイル、履歴ファイルの生成。
- 任意の文字列を合成。
- バーコード(JAN13,CODE39,CODE128,QRコード,PDF417,GS1 データバーなど)の合成。
対応データ形式
出力可能なフォーマット
- BMP(※1)
- CALS(G4)
- EDMICS
- FX-MMR(※1)
- GIF(※1)
- HP-RTL(※1)
- IOCA
- JPEG(カラーのみ)
- MIEL
- MMR,MR,MH
- PDF(ベクター,ラスター(※1))
- PNG(※1)
- PostScript(ベクター,ラスター(※1))
- Sun Raster(※1)
- TIFF(G3,G4,JPEG,ClassF,Imaging用JPEG,Packbits,LZW)(※1)
- XWD(※1)
※1:モノクロ/カラー兼用
Q&A
動作環境
対応OS
- Linux RedHat Enterprise Linux ES3/ES5 (x86系),RedHat Enterprise Linux Server 6
注意事項(制限事項)
- RedHat Enterprise Linux Server 6(x64)で実行する場合は事前に32bitライブラリーをインストールしておく必要があります。
- RedHat Enterprise Linux Server 6(x86)で実行する場合でも一部のライブラリーが不足している場合があります。
そのような場合はライブラリーをインストールする必要があります。
価格表
型番 | 製品名 | 価格 (税抜) |
---|---|---|
KD-DRV0044 | KDdriver for LINUX | 25万円 |
- 製品定価にサポート費用は含まれていません。別途サポート費用が必要です。
>>詳細はこちら - 動作環境が物理環境の場合はCPU数、仮想環境の場合はコア(vCPU)数によって追加費用が必要な場合があります。
>>詳細はこちら
更新履歴
2013年4月30日
Red Hat Enterprise Linux Server 6に対応しました。
2011年7月8日
対応OSを追加しました。
2009年3月19日
変換時のパラメータ設定を更新しました。