製品概要
KDbarcode_libについて
- イメージデータ上のバーコードを読み取るライブラリです。
- ユーザーアプリケーションにKDbarcode_libをリンクすることで、バーコードの読み取りを行うことができます。
特長
ユーザーアプリケーションでバーコード読み取り
- ユーザーアプリケーションにライブラリをリンクすることによって容易にバーコード読み取りを行うことができます。
高速認識
- 入力イメージデータを、ファイルではなくメモリ上の情報として渡すため、高速認識が行えます。
入力イメージデータ
入力データとして「非圧縮のデータ」「Bitmapオブジェクト」の2つが使用できます。
画像ファイル(JPEG, BMP, TIFF など)を直接使用することはできません。どちらかの形式で情報を取り出す必要があります。
非圧縮のデータ
- 圧縮されていない画像データ部分のみの情報です。
Bitmapオブジェクト
- .NET Framework の Bitmapクラスを使って作成されるオブジェクトです。
- .NET Framework を利用可能な環境でのみ使用できます。
主な機能
バーコードの読み取り処理について
- 複数種類、複数個のバーコードを1度の処理で全て認識することが可能です。
- バーコードの読み取り範囲を指定することができます。
複数のバーコードが存在する場合、特定のバーコードのみ認識することができます。 - 通常の向き(0度)以外の90/180/270度でバーコードの読み取りができます。
スキャナで読み取られた傾きのあるイメージデータの読み取りも可能です。 - 認識するバーコードの桁数、文字種を指定できます。
- ディザノイズを除去できます。
- 画像の鮮鋭化処理を行うことができます。
各種バーコード固有の機能について対応
- スタート/ストップキャラクタの取り扱いを指定できます。
- チェックキャラクタの取り扱いを指定できます。
- 漢字コードを指定できます。
- エラーバーコードを検出できます。
- 分割QRコードの連結が可能です。
その他
- バーコード情報を分割できます。
バーコードから取得した情報を任意の文字列によって分割し、それぞれ独立した情報として扱います。 - 「空白のページ」や「バーコードのないページ」を検出することもできます。
- 結果をCSVなどのテキスト情報としてファイルに出力することもできます。
組み込み方法
- Windowsの場合は、DLLを呼び出すことによって、専用のAPI関数を利用できるようになります。
(UNIX、LINUXの場合は、スタティックライブラリとなります) - API関数の詳細や、組み込みイメージ等は、簡易マニュアルを参照ください。
- 32bit, 64bitどちらのアプリケーションにもリンクすることができます。
読み取り可能なバーコード
1次元バーコード | 2次元バーコード |
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簡易マニュアル
関連ページ
- バーコード関連の変換ソフト
(KDrasterコンバートシリーズ(バーコードに関する製品の一覧)をまとめたページです。)
開発環境と動作環境
Windows版
開発環境
- Microsoft Visual Studio 2005 (Visual C++, Visual Basic, Visual C#)
- Microsoft Visual Studio 2008 (Visual C++, Visual Basic, Visual C#)
- Microsoft Visual Studio 2010 (Visual C++, Visual Basic, Visual C#)
- Microsoft Visual Studio 2012 (Visual C++, Visual Basic, Visual C#)
- Microsoft Visual Studio 2013 (Visual C++, Visual Basic, Visual C#)
- Microsoft Visual Studio 2015 (Visual C++, Visual Basic, Visual C#)
- Microsoft Visual Studio 2017 (Visual C++, Visual Basic, Visual C#)
- Microsoft Visual Studio 2019 (Visual C++, Visual Basic, Visual C#)
- Microsoft Visual Studio 2022 (Visual C++, Visual Basic, Visual C#)
動作環境
- Windows 7
- Windows 8
- Windows 8.1
- Windows 10
- Windows 11
- Windows Server 2008
- Windows Server 2008 R2
- Windows Server 2012
- Windows Server 2012 R2
- Windows Server 2016
- Windows Server 2019
- Windows Server 2022
Solaris版
開発環境(コンパイラ)
- Sun C 5.7以降
動作環境
- Solaris9以降(SPARC)
HP-UX版
開発環境(コンパイラ)
- HP aC++/ANSI C B3910B A.05.55以降
動作環境
- HP-UX11i V2以降
AIX版
開発環境(コンパイラ)
- IBM XL C/C++ for AIX V11.1以降
動作環境
- AIX6.1以降
Linux(x86系)版
開発環境(コンパイラ)
- GNU Compiler Collection(gcc) 3.2以降
- GNU C Library(glibc) 2.2以降
動作環境
- Linux(x86系)
価格表
型番 | 製品名 | 価格 (税抜) |
---|---|---|
KD-LIB0200 | KDbarcode_lib | 本体ライセンス35万円 |
- 年間保守(12万円)が必須になります。
- 本製品を組み込んだファイルを配布する場合には、別途ライセンス費用として1本当たり5万円が必要になります。
複数ライセンスを購入する場合の費用については、お問い合わせください。 - ライブラリ製品のライセンスは、本体ライセンスと配布ライセンスの2つの種類があります。
本体ライセンスは、1台のマシンで、ライブラリを組み込んだモジュールの作成と実行ができるライセンスです。
配布ライセンスは、1台のマシンで、ライブラリを組み込んだモジュールの実行ができるライセンスです。 - 動作環境が物理環境の場合はCPU数、仮想環境の場合はコア(vCPU)数によって追加費用が必要な場合があります。
>>詳細はこちら
関連製品
製品名 | 製品概要 |
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RS2BAR | ラスターデータ内のバーコード(1次元)を認識し、テキスト変換 |
RS3BAR | ラスターデータ内のバーコード(1次元バーコード+2次元コード)を認識し、テキスト変換 |
更新履歴
2024年7月19日
バージョンアップを行いました。 (ver 1.3.2)
- 開発環境について、Microsoft Visual Studio 2022 までに対応しました。
2024年7月5日
バージョンアップを行いました。 (ver 1.3.1)
- 解析範囲のオプション指定で小数点以下2桁までの指定に対応しました。
2023年12月8日
バージョンアップを行いました。 (ver 1.3.0)
- 64bit形式のアプリケーションへのリンクに対応しました。