カーネルコンピュータシステム

KDbar_fi, KDbar_pie, KDbar_scanに関するQ&A

動作環境について

Q1.KDbar_fi, KDbar_pie, KDbar_scanを使用するにあたり、その他の製品(プログラム)が必要になりますか?

  • KDbar_fiを使用するする場合、PFUイメージスキャナ(fiシリーズ)が必要になります。
    • PFUイメージスキャナはRICOH Scanner Control SDK V2.3L30/V2.3L12に対応している必要があります。
      対応スキャナについては以下を参照してください。
      >>対応スキャナ一覧
    • PaperStream IP(TWAIN) ドライバ、あるいはfiシリーズ TWAIN準拠デバイスドライバがインストールされている必要があります。
  • KDbar_pieを使用するする場合、パナソニック高速スキャナ(KVシリーズ)が必要になります。
    • パナソニック高速スキャナ(KVシリーズ)はImage Capture Control Toolkit V6.4/V4.4に対応している必要があります。
      対応スキャナについては以下を参照してください。
      >>対応スキャナ一覧
    • パナソニック高速スキャナ(KVシリーズ)Twain Driverがインストールされている必要があります。
  • KDbar_scanを使用するする場合、TWAIN対応のスキャナが必要になります。
    • お使いのスキャナのTWAIN対応スキャナドライバがインストールされている必要があります。
    • DOCUWORKS出力を行う場合、富士フイルムビジネスイノベーション社製品DocuWorks6~9.1(8.0.3を除く)がインストールされている必要があります。(サブスクリプション版のDocuWorksには非対応)

バーコードについて

Q1.バーコード情報の読み取りではどのような情報を取得できますか?

  • 以下の情報を取得することができます。
    • バーコードの内容(テキスト情報)
    • バーコードの種別(Code39/128, QR_CODE, UCC/EAN128など)
    • マルチページにおけるバーコードが検出されたページ番号
    • バーコードイメージが描画されている位置((x,y)座標)
    • 処理を行った日付時間
    • 入力ファイル名
    • 出力ファイル名
    • 角度
    • バーコードの個数

Q2.バーコード情報の読み取りにおけるメリットはなにがありますか?

  • OCR機能と似ていますがOCR機能と比較して誤認識率が非常に低いことが特徴で、可読できるバーコードのイメージを貼り付けることができればどのようなイメージデータからでも精度の高い情報取得が行えます。

Q3.バーコード情報が複数個あった場合どうなりますか?

  • 全てのバーコード情報を読み取り各バーコード情報を全て出力します。
    最初に読み取ったバーコード情報を元に編集機能(分割・回転・削除・配信・ファイル名生成)をおこなう仕様になっていますが読み取る方向を上下左右から指定する、読み取る領域を指定することができるため様々な調整が可能です。

Q4.バーコードの向きが異なっている場合どうなりますか?

  • 0度,90度,180度,270度の四方向のバーコードの読み込みが可能です。
    バーコードの向きに統一されたデータであれば、OCR機能の自動正立機能と同等に天地が統一された文書にすることができます。

Q5.認識できるバーコードはどのような種類がありますか?

  • 以下のバーコードを認識することができます。 QRコード, GS1-128(UCC/EAN128), Code39/128, JAN8/13, ITF, NW-7, 郵便カスタマバーコード, PDF417, GS1 DataBar(RSS), GS1 合成シンボル
    >>バーコードの概要

機能について

Q1.KDbar_fi, KDbar_pie, KDbar_scanの機能を複数組み合わせて使用することはできますか?

  • 全ての機能を組み合わせて使用することができますが、組み合わせによっては有効な処理を行わない場合がございます。

Q2.KDbar_fi, KDbar_pie, KDbar_scanのバーコード読み取り機能の逆にあたるバーコードを生成して入力データに貼り付ける(合成)機能はありますか?

Q3.KDbar_fi, KDbar_pie, KDbar_scanはどのような製品に分かれていますか?

  • KDbar_fi, KDbar_pie, KDbar_scanには以下の製品があります。
    FIJITSUイメージスキャナとの連携製品【KDbar_fi】TWAIN対応スキャナとの連携製品【KDbar_scan】
    • KDbar1_fi
    • 1次元コード 対応
    • KDbar2_fi
    • 1次元コード + 2次元コード 対応
    • KDbar1_opt_fi
    • 1次元コード + オプション機能 対応
    • KDbar2_opt_fi
    • 1次元コード + 2次元コード + オプション機能 対応
    • KDbar1_scan
    • 1次元コード 対応
    • KDbar2_scan
    • 1次元コード + 2次元コード 対応
    • KDbar1_opt_scan
    • 1次元コード + オプション機能 対応
    • KDbar2_opt_scan
    • 1次元コード + 2次元コード + オプション機能 対応
    • ファイル・フォルダ変換オプション
    • ファイル・フォルダに対しての処理 対応
    • OCRオプション
    • OCR(文字認識処理)処理 対応
    パナソニック高速スキャナとの連携製品【KDbar_pie】
    • KDbar1_pie
    • 1次元コード 対応
    • KDbar2_pie
    • 1次元コード + 2次元コード 対応
    • KDbar1_opt_pie
    • 1次元コード + オプション機能 対応
    • KDbar2_opt_pie
    • 1次元コード + 2次元コード + オプション機能 対応
  • 1次元バーコード認識機能
    • Code39/128, GS1-128(UCC/EAN128), JAN8/13, ITF, NW-7,郵便カスタマバーコード, GS1 DataBar(RSS)
  • 2次元バーコード認識機能
    • QRコード, マイクロQRコード, PDF417, GS1 合成シンボル
  • オプション機能
    • キーワード別配信、ファイル名詳細、階層出力、比較 機能
  • ファイル・フォルダ変換機能 (KDbar_scan のみ)
    • ファイル・フォルダ(フォルダ内のファイル全て)に対してバーコード認識処理
  • OCR処理機能 (KDbar_scan のみ)
    • データ内の文字をテキストデータとして出力
  • 以下も参照してください。

Q4.各製品にはどのような機能がありますか?

  • 各製品の機能には以下のようなものがあります。
    • CSVファイル出力機能
      読み取ったバーコード情報をCSVファイルに出力します。
      >>サンプル図
    • 分割(仕分け)機能
      バーコード情報を含むマルチページデータに対してバーコード情報を検出したページ毎に区分けして出力を行います。
      >>サンプル図
    • 削除機能
      バーコード情報を検出したページ、或いは検出しなかったページを削除します。
      >>サンプル図
    • 自動正立機能
      バーコードの向きに合わせて、自動回転処理を行い天地を統一した文書にして出力します。
      >>サンプル図
    • キーワード別配信機能(オプション)
      スキャナから読み取ったバーコード情報とユーザから指定されたキーワードで検証を行い条件に応じた指定フォルダへの出力、データの削除などを行います。
      >>サンプル図
    • ファイル名詳細機能(オプション)
      読み取ったバーコード情報から詳細なファイル名付けをしてデータを出力することができます。
      複数個からなるバーコード情報や、1つのバーコード情報を分割して複数個にした情報を自由に組み合わせて詳細なファイル名付けをすることができます。
      >>サンプル図
    • 階層出力機能(オプション)
      読み取ったバーコード情報から階層構造のフォルダを作成し、そのフォルダにデータを出力することができます。
      複数個からなるバーコード情報や、1つのバーコード情報を分割して複数個にした情報を自由に組み合わせて階層構造のフォルダ名付けをすることができます。
      >>サンプル図
    • 比較機能(オプション)
      読み取った複数のバーコード情報が一致しているか比較を行い、指定数以上一致している情報のみ利用するようにして読み取り精度を高めます。
      >>サンプル図
    • ファイル・フォルダ変換機能(ファイル・フォルダ変換オプション)
      ファイル・フォルダ(フォルダ内のファイル全て)に対してバーコード認識処理を行えます。
      TWAIN対応していないスキャナ(ScanSnap(スキャンスナップ)など)で作成したのイメージファイルや、既存のファイルに対して、一括でバーコード認識・活用処理を行えます。
      >>サンプル図
    • OCR処理機能(OCRオプション)
      読み取ったデータのテキスト部分をOCR化し、テキストデータに変換して出力します。
      また、検出した内容のファイル名付けを行うことも可能です。
      テキストファイルにはOCR化したテキスト以外に検出したテキストの位置や処理日時といった情報を出力することが可能です。

OCR処理について(KDbar_scan(OCRオプション)のみ)

Q1.OCR可能なサイズ(大きさ)はどのくらいですか?

  • A3サイズまでOCR処理が可能です。

Q2.A3サイズを超えるデータの処理は可能ですか?

  • A3サイズを超えるデータを処理する場合は、A3サイズに縮小する処理を利用することで処理が可能です。
    A3サイズを超えるデータをA3サイズに変更せずにOCR処理した場合、正常に処理できない場合があります。

Q3.特定の部分(領域)をOCRすることは可能ですか?

  • 可能です。

Q4.手書き文字を認識させることは可能ですか?

  • 本製品で使用しているOCRエンジンが活字文書のみ対応なので、手書き文字の場合誤認識率が高くなります。

その他

Q1.KDbar_fi, KDbar_pie, KDbar_scanでバーコード情報が認識できない、または誤認識する場合の対処方法はありますか?

  • バーコードがあるにもかかわらず情報を読み取っていない(認識できていない)場合、以下の項目を確認してバーコードの認識率を上げる調整をおこなってください。
    • 入力データの品質を向上させる。(解像度を上げる、高品質で生成するなど)
    • 入力データにあるバーコードのサイズ(幅・高さ)を大きくする。
    • ノイズがある場合、ノイズ(ディザノイズ)除去機能を有効にする。
  • バーコード情報を正しく読み取れない(誤認識している)場合、以下の項目で誤認識を回避する調整ができます。
    • バーコードの種別が予め分かっている場合、該当のバーコードの種別のみを認識対象にする。
    • バーコードの位置が予め分かっている場合、認識範囲を指定する。
    • 検出するバーコードの桁数の範囲を指定する。(例:3桁以上~20桁以下)
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